“蝸牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたつむり66.7%
ででむし11.1%
まいまいつぶろ3.4%
かぎゅう3.4%
くわぎう1.7%
でんでんむし1.7%
でゝ0.9%
くわぎゆう0.9%
でんでん0.9%
でゝむし0.9%
なめくじ0.9%
なめくずら0.9%
なめくづら0.9%
まいまい0.9%
まい/\つぶり0.9%
まい/\つぶろ0.9%
まひ/\つぶり0.9%
まひ/\つぶろ0.9%
エスカルゴ0.9%
エスカルゴオ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで、大自然の威力の前に、脆弱な人間の文明がおどおどして、蝸牛のように頭をかたく殻の中へかくして萎縮しているようである。
犠牲者 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
栗鼠は野山に日を暮らし、巡礼しばしもとどまらず。殻を負ひたる蝸牛はいつまで殻を負うてゆくらむ。
第二真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
塩鮭は骨だけ別に焼いてかじった。干物は頭からみんなってしまうし、いなごや蝸牛を食べるのを教えたのもこの人だ。それが怒鳴った。
私は性来騒々しい所がですから、わざと便利な市内を避けて、人迹稀な寒村の百姓家にしばらく蝸牛を結んでいたのです……
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
或は蝸牛の歩みよりも更に遅いものかも知れない。が、如何に遅いにもせよ、アナトオル・フランスの云つたやうに、「ろに賢人の夢みた跡を実現する」
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「まあ、貴下の言うことは、蝸牛の狂言のようだよ。」と寂しく笑ったが
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『もつと素早何故ゆけぬ?』と蝸牛つて胡粉つた
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
私は、いちごとり、蝸牛とり(蝸牛は焼いてうと甘味いものである)
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
取り立ての蝸牛をその儘鵜飲みにしたりした男だ。
商人の眼玉は、蝸牛の眼玉のように飛び出した。彼はまったく、この見知らぬ男に今にも飛びかかりそうに見えた。が、遂に怒りながら吃り出した。
「きっともて、こいづあ大きな蝸牛からびだのだな。」
鹿踊りのはじまり (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「きつともて、こいづあ大きな蝸牛からびだのだな。」
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
めた蝸牛のように、いくら手を引っ張ったって、出て来やしない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つたが、うつかりれられない。で、ちよこんと湯船つて、蝸牛のやうに這𢌞る。が、飛鳥川つても、はなか/\ぬるくはらぬ。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこに、白鳥抜羽白帆ありとせよ。蝸牛して、るものありとせよ、青螽るゝ発動汽艇ぐとせよ。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とづけ/\嫌味を浴びせかけるので、気の弱い夫人達は、蝸牛のやうにの丸髷を襟のなかに引つ込めてしまひたくなる。
婦人蝸牛したやうで、くさへ、して手足のあがきも出来背中くして、はせて、かまると、婦人がした法衣へふわりとかけた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「君の部屋は仏蘭西蝸牛の匂いがするね」
ある心の風景 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
ロオヤル・ホテルの夜食には名物の蝸牛が出た。葡萄酒のうまいことは云ふまでもない。おれは寝る前に湯につた。日本の旅の習慣を話して女にも湯に入らせた。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)