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蝸牛
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かぎゅう
ふりがな文庫
“
蝸牛
(
かぎゅう
)” の例文
私は
性来
(
しょうらい
)
騒々
(
そうぞう
)
しい所が
嫌
(
きらい
)
ですから、わざと便利な市内を避けて、
人迹稀
(
じんせきまれ
)
な寒村の百姓家にしばらく
蝸牛
(
かぎゅう
)
の
庵
(
いおり
)
を結んでいたのです……
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
爺と婆とは普通には
春蘭
(
しゅんらん
)
の花を採ってそう呼びました。元は粗野なる歌があったに相違ありません。甲州の
逸見
(
へみ
)
では、
蝸牛
(
かぎゅう
)
をもジットーバットーと呼んでいます。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
宝引に
蝸牛
(
かぎゅう
)
の角をたゝくなり 其角
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
門額の大字に
点
(
とも
)
す
蝸牛
(
かぎゅう
)
かな
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
“蝸牛”の解説
蝸牛(かぎゅう、cochlea)とは、内耳にあり聴覚を司る感覚器官である蝸牛管(cochlear duct)が納まっている、側頭骨の空洞である。蝸牛管を指して「蝸牛」と言うこともある。この名は、哺乳類においては蝸牛がカタツムリ(蝸牛)に似た巻貝状の形態をしていることによる。なお、蝸牛はかたつむり管、あるいは渦巻管(うずまきかん)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
蝸
漢検1級
部首:⾍
15画
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
“蝸牛”で始まる語句
蝸牛角上
蝸牛廬
蝸牛氏
蝸牛虫
蝸牛庵主
蝸牛水車