“嫌味”の読み方と例文

読み方	割合
いやみ	100.0%

いやみ

そう云った口紅、頬紅の嫌味（いやみ）たらしいお婆さんが青年ボーイの手に何枚かの銀貨を渡すと、彼は帽子を脱いで意気地なくペコペコした。

人間レコード (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

然（しか）し、逸作達が批判的に見る世の子供達は一見可愛（かわい）らしい形態をした嫌味（いやみ）な悪（あく）どい、無教養な粗暴な、而（し）かもやり切れない存在だ。

かの女の朝 (新字新仮名) ／ 岡本かの子(著)

とづけ／＼嫌味（いやみ）を浴びせかけるので、気の弱い夫人達は、蝸牛（まひ／＼つぶり）のやうに結（ゆ）ひ立（たて）の丸髷を襟のなかに引つ込めてしまひたくなる。

茶話：03 大正六（一九一七）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

“嫌味（嫌み）”の解説

嫌み（いやみ）とは、他人に不快感を与える言動のこと。嫌味。厭味とも。大きく分けて以下の3種類に分類できる。

言葉によって相手を不快にさせること。

相手にとって不快を感じるような気取った素振り、もしくは外見のこと。

相手の真意に関らず、不快なものとして受け止めること。
1と2は他人に不快感を与える「言動を行った人物」に注目しているのに対し、3は周囲の人物が「どの様に受け止めるか」に注目して分けていることに注意。
(出典:Wikipedia)

嫌	常用漢字 中学 部首:⼥ 13画
味	常用漢字 小３ 部首:⼝ 8画