大海かたち定めぬ劫初の代に 水泡の嵐たゆたふ千尋の底。 折しも焔はゆるき『時』の鎖、 まひろく永き刻みに囚れつつ、 群鳥翔る翼のその噪ぎと、 その疾さあらめ、宛も眠り転び、 無際の上枝下枝を火の殻負ひ 這ひもてわたる蝸牛の姿しめす。 火と水 …
著者 | 蒲原有明 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 「月刊スケッチ 第十一号」1906(明治39)年2月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |
著者 | 蒲原有明 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 「月刊スケッチ 第十一号」1906(明治39)年2月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |