“手握”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たにぎ60.0%
てづか40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おの手握たにぎりもちて、肩かゞむそまたくみ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
くちづけ、手握たにぎるや、このひと時こそ
彼女は「物」からただの女になりふふんと小狡こずるく笑った。それから小海老を手握てづかみで喰べて先が独活うどの芽のように円くしなう指先をナプキンで拭いた。
ドーヴィル物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
手握てづかみの二錢銅貨なり
そぞろごと (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)