“殻”のいろいろな読み方と例文
旧字:殼
読み方割合
から80.8%
がら17.4%
かく1.2%
こく0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木戸ごしにヒマワリの実(み)の殻(から)を、通りすがりの若い衆めがけてぶつけもする。そんな育ちの彼女にとって、ここは全く別世界だった。
机の上は勿論、床(とこ)の間(ま)にさえ原稿紙や手紙殻(がら)や雑誌や書籍がダラシなくゴタクサ積重ねられ、装飾らしい装飾は一物もなかった。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
表面の殻(かく)が冷却収縮したためというだけではどうも説明がむつかしいように思われる。実際この種の火山弾の破片で内部の軽石状構造を示すものが多いようである。
小浅間 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
わが坐(す)わる床几の底抜けて、わが乗る壇の床崩(くず)れて、わが踏む大地の殻(こく)裂けて、己れを支うる者は悉く消えたるに等し。ギニヴィアは組める手を胸の前に合せたるまま、右左より骨も摧(くだ)けよと圧(お)す。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)