“地殻”のいろいろな読み方と例文
旧字:地殼
読み方割合
ちかく94.4%
ちがら5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これらの大地震によって表明される地殻ちかくひずみは、地震のない時でも、常にどこかに、なんらかの程度に存在しているのであるから
怪異考 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
東西三十間、南北二十余間の塀にかこまれている吉良家の邸は、一瞬の間に、地殻ちかくも裂けるような鳴動めいどうと旋風の中に置かれていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
与八は焼筆をこしらえて、郁太郎のために板切れへ「いろは」を書かせることを教えながら、自分は地殻ちがらを踏んで米を搗いている。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)