“吸殻”のいろいろな読み方と例文
旧字:吸殼
読み方割合
すいがら86.5%
すひがら8.1%
すゐがら2.7%
メゴ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、禁厭まじないをいいながら、馬春堂の吹いてころがした吸殻すいがらの火玉を、煙管の先で追いかけたが、雁首がんくびでおさえるとジーッといったので
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はや谷川たにかはおとくと我身わがみ持余もてあまひる吸殻すひがら真逆まツさかさま投込なげこんで、みづひたしたらさぞいゝ心地こゝちであらうと思ふくらゐなんわたりかけてこはれたらそれなりけり。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
雪枝ゆきえいきせはしくつて一息ひといきく。ト老爺ぢい煙草たばこはたいた。吸殻すゐがらおち小草をぐさつゆが、あぶらのやうにじり/\とつて、けむりつと、ほか/\薄日うすびつゝまれた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あるいは部落ゾオンにたぐまる吸殻メゴ屋の情婦にでもなりかねぬ末たのもしい面相骨柄こつがら