“小草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をぐさ61.3%
おぐさ35.5%
こぐさ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のぼつて行く山道のあるところに水が湧いて、そこに少しばかり青い小草(をぐさ)が生えてゐる。「かりうどのみづ」などいふ小さい木札がぶらさがりゐる。
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
小草(おぐさ)が数本(すほん)に、その一本を伝わって倒(さかしま)に這降(はいお)りる蟻に、去年の枯草(かれぐさ)のこれが筐(かたみ)とも見える芥(あくた)一摘(ひとつま)みほど——これが其時の眼中の小天地さ。
辻町糸七の外套(がいとう)の袖から半間(はんま)な面(つら)を出した昼間の提灯は、松風に颯(さっ)と誘われて、いま二葉三葉散りかかる、折からの緋葉(もみじ)も灯(とも)れず、ぽかぽかと暖い磴の小草(こぐさ)の日だまりに、あだ白けて、のびれば欠伸(あくび)
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)