“おぐさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小草100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小草おぐさの二三寸延びた蔭または蚊帳草かやつりぐさの間などから、たおやめの書いた仮名文字ののしという恰好かっこう
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
こうしてひびき高い詩句や、あるいは夕暮ゆうぐれの美しいながめによって、あるいは涙が、あるいは哀愁あいしゅうがそそられるにしても、その涙や哀愁のすきから、さながら春の小草おぐさのように
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
実をつけてかなしきほど小草おぐさかな
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)