初恋はつこい
ああ思い出せばもウ五十年の昔となッた。見なさる通り今こそ頭に雪を戴き、額にこのような波を寄せ、貌の光沢も失せ、肉も落ち、力も抜け、声もしわがれた梅干老爺であるが,これでも一度は若い時もあッたので、人生行路の蹈始め若盛りの時分にはいろいろ面白 …
作品に特徴的な語句
狼狽まごつい かぶ めばた 寂然しーん 微笑わらい すま 転覆ひッくりか 充満つまッ 父上おとッさん 爺様とッさま つら こわ 淡白あッさり 容貌かおかたち ぷく かぶり 充分いッぱい 地下じびた はがい あん いなか ちい うしろ たず 感情かんじ 悪戯わるいたずら 微笑わら 最愛いとおし 川面かわつら 無益だめ きら いだ 一週ひとめぐ 骨肉ちすじ せい 老爺じい こわ ねぶ かく こた さかさ あと きた 小豆ささげ 草鞋わらんじ 茸狩たけが 打割ぶっさき 口惜くちお こし 心地こころもち 祖母ばば ざら 頸毛ちりげ すさ 彼奴かやつ えり 田圃たはた 朝露ちょうろ 跋扈ふみはだ けぶり 寂然しん 清楚さッぱり 法被はッぴ 渡守せんどう びんずら ほじ ひるが 風流みやび 旭光あさひ 明日あした 柳葉りゅうよう 検見けんみ 楓葉もみじ つり くるわ こぼ ばかま なり 花筵はなござ 臥床ねどこ かいな しず 肉身しんみ ただ いとぐち 稗史よみほん 躊躇ためら 遊戯あそび すず 清々せいせい まろ 甲夜よい
題名が同じ作品
初恋 (新字新仮名)国木田独歩 (著)
初恋 (新字旧仮名)中原中也 (著)