“郭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かく65.0%
くるわ30.0%
ぐるわ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五条総門の大路をへだて、探題ノ庁は、南北二かくにわかれていた。ちょうど、江戸時代の制度に、北町奉行と南町奉行があったように。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝野君、知ってるでしょう。お女郎さん相手の、くるわのなかだけ回っている雑貨屋。はたきとか、お茶碗とか、部屋に飾る人形とか、そんなものを
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
「——この山城やまじろは三だんぐるわおくとりでのものは毒水どくみずをのんでたおれたにしろ、まだ八ごう外城そとじろのものは、無事ぶじでなにも知らずにいるかも知れない」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)