“砦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりで95.0%
さい2.0%
とりて1.0%
ケルン1.0%
トリデ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城代屋敷は、非常の場合、小さいとりでの代りぐらいにはなるように、小川をめぐらし、吊り橋をわたし、すべて堅固な構えにできている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八月二十二日頃、この一隊は、金沢から突として来て、不眠不休で工にあたり、忽ち、一さいをここに設けてしまったのである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゆくて千歳ちとせとりてあと
都喜姫 (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
日本の文学は、そのように古典を学んだことで、却って、現代文学としてのケルンの所在を消し、より早く軍御用とさせるに役立った。
必ズ中途ニ迎ヘ戦ハンニ、他ノ間道ヨリ奇兵ヲ放チテ、トリデノ背後ニ廻シ、多クノ下小屋(兵舎)ヲ焼カシメナバ、中川勢火ヲ見テ、ウシロニモ戦ヒ有リト思ヒ、急ニ引退ヒキノニ浮キ立ツベシ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)