“砦造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりでづく66.7%
とりでづくり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日毎日、雲の中に聞えるとどろな山鳴りは、すなわちこの砦造とりでづくりのためだった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、いかに砦造とりでづくりでも、一城はそう簡単には築けない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
森の丘は、鳥のさえずりにあける。——土豪蜂須賀の砦造とりでづくりの中の一棟に、早くから朝の陽があたっている。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)