“とりでづく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砦作50.0%
砦造50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砦作とりでづくりの頑丈な建築は、石舟斎の老後の心境にはぴったりしないので、べつに、簡素な一草庵を建て、入口もべつにして、まったく一箇の山中人の生活に余生を楽しんでいる。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この山は古い、砦作とりでづくりの城も古い。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毎日毎日、雲の中に聞えるとどろな山鳴りは、すなわちこの砦造とりでづくりのためだった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、いかに砦造とりでづくりでも、一城はそう簡単には築けない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)