“小砦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ことりで50.0%
しょうさい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらく楠木正成は、そこを正面防禦の中心として、全山にわたる他の幾ツもの小砦ことりでを、連珠的につないで、守備構想をたてていたにちがいない。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
真田は冬の陣中自分に附けられた三千人を率いて此の危険な小砦しょうさいを守り、数万の大軍を四方に受け、恐るる色がなかった。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)