小砦ことりで)” の例文
おそらく楠木正成は、そこを正面防禦の中心として、全山にわたる他の幾ツもの小砦ことりでを、連珠的につないで、守備構想をたてていたにちがいない。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)