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とりで
ふりがな文庫
“とりで”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
トリデ
語句
割合
砦
68.8%
取手
9.4%
寨
6.5%
塁
5.8%
城砦
2.9%
城寨
1.4%
塞
1.4%
堡塁
0.7%
壘
0.7%
寨塁
0.7%
柄子
0.7%
砦塞
0.7%
▼ 他 9 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砦
(逆引き)
峰が一つ開けると
忽然
(
こつねん
)
として
砦
(
とりで
)
のような山が行手を断ち切るように眼の前に現われる。七兵衛は平らな岩の上に立って谷底を見ていたが
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
とりで(砦)の例文をもっと
(50作品+)
見る
取手
(逆引き)
我孫子
(
あびこ
)
から利根川をひとつ越すと、こゝはもう茨城県で、上野から五十六分しかかゝらぬのだが、
取手
(
とりで
)
といふ町がある。
居酒屋の聖人
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
とりで(取手)の例文をもっと
(13作品)
見る
寨
(逆引き)
仙道七郡を去年の合戦に得たまいしよりのこと、それを今更秀吉の指図に就かりょうとは口惜しい限り、とてもの事に城を掻き
寨
(
とりで
)
を構え、天下を向うに廻して争おうには、勝敗は戦の常
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
とりで(寨)の例文をもっと
(9作品)
見る
▼ すべて表示
塁
(逆引き)
この特権と信仰の
塁
(
とりで
)
に対しては、どんな猛勇な兵も、そうやすやす、駈けあがって来ることはできまい——宝塔
伽藍
(
がらん
)
を
蹂躪
(
じゅうりん
)
するまでのことはなし得まい——と、そう充分に
恃
(
たの
)
んでいたふうもあった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とりで(塁)の例文をもっと
(8作品)
見る
城砦
(逆引き)
「はい、屹度さうです。ほかへ行くのではありませんよ、ダニーロの旦那! でなければ、あんな方角へ曲る筈がありません。だが、
城砦
(
とりで
)
の辺で見えなくなりましたよ。」
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
とりで(城砦)の例文をもっと
(4作品)
見る
城寨
(逆引き)
城寨
(
とりで
)
の山々は急に湖のような
寂寞
(
しじま
)
になっていた。
跫音
(
あしおと
)
もさせぬ静かな一すじの列が、水の流るるように、総門のほうからここへ上って来るのが見えた。
日本名婦伝:大楠公夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とりで(城寨)の例文をもっと
(2作品)
見る
塞
(逆引き)
私は彼のことを自然がその英雄達——
基督教徒
(
キリストけうと
)
と異教徒の——その立法者、その政治家、その征服者達を
創造
(
つく
)
り出した材料で出來てゐる人だと考へた。巨大な利害を擔ふべき頑丈な
塞
(
とりで
)
。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
とりで(塞)の例文をもっと
(2作品)
見る
堡塁
(逆引き)
上野山内から、
伽藍
(
がらん
)
の焼落ちる黒煙が見えた。幕府という古い制度の、最後の
堡塁
(
とりで
)
であった彰義隊の本営が、壊滅される印の黒煙でもあった。
甲州鎮撫隊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
とりで(堡塁)の例文をもっと
(1作品)
見る
壘
(逆引き)
森と言へば
叢立
(
むらだ
)
つ霧のこちごちに
氣高
(
けだか
)
く厚く
壘
(
とりで
)
立てたる
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
とりで(壘)の例文をもっと
(1作品)
見る
寨塁
(逆引き)
ときに関羽の子関平は、偃城に
屯
(
たむろ
)
しており、部下の
廖化
(
りょうか
)
は
四冢
(
しちょう
)
に陣していた。その間、連々と十二ヵ所の
寨塁
(
とりで
)
を曠野の起伏につらね、一面樊城を囲み、一面魏の増援軍に備えていた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とりで(寨塁)の例文をもっと
(1作品)
見る
柄子
(逆引き)
今
(
いま
)
一個
(
いつこ
)
の
人
(
ひと
)
あり、
車臺
(
しやだい
)
に
坐
(
ざ
)
して、
右手
(
ゆんで
)
に
柄子
(
とりで
)
を
握
(
にぎ
)
つて
旋廻輪
(
せんくわいりん
)
を
廻
(
まわ
)
しつゝ、
徐々
(
じよ/\
)
に
足下
(
そくか
)
の
踏臺
(
ふみだい
)
を
踏
(
ふ
)
むと
忽
(
たちま
)
ち
傍
(
かたはら
)
に
備
(
そな
)
へられたる
號鈴器
(
がうれいき
)
はリン/\と
鳴
(
な
)
り
出
(
だ
)
して、
下方
(
かほう
)
の
軸盤
(
じゆくばん
)
の
靜
(
しづ
)
かに
回轉
(
くわいてん
)
を
始
(
はじ
)
むると
共
(
とも
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
とりで(柄子)の例文をもっと
(1作品)
見る
砦塞
(逆引き)
秘密も秘密、公儀
御法度
(
ごはっと
)
の
兵糧倉
(
ひょうろうぐら
)
と武器倉を二カ所にこしらえ、巧みな
砦塞
(
とりで
)
すらも築造中なのでござります。
旗本退屈男:07 第七話 仙台に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
とりで(砦塞)の例文をもっと
(1作品)
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