“叢立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むらだ80.0%
むらだち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たけなす薔薇ばら、色鮮やかな衝羽根朝顔つくばねあさがお、小さな淡紅色ときいろの花をつけた見上げるようなたばこ叢立むらだち、薄荷はっか孔雀草くじゃくそう凌霄葉蓮のうぜんはれん、それから罌粟けし
古い油絵に見るようにこんもりした杉のところどころに叢立むらだっているのが、山の気の深さを感じしめた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
谷川の川辺のいわお、かむさぶる木々の叢立むらだち、めづらしと見したまはむ、くすしともめでたまはむ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
打たなと気が付た頃には、敵の奴めワッと云て山査子さんざし叢立むらだち寄懸よりかかって了った。