“叢葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むらは50.0%
むらば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明るさよ杉の叢葉むらはにつむ雪の揺るるかと見ればしづれてぞ見ゆ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
叢葉むらはこずゑ、ふとあからかに
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
その叢葉むらばを忙はしく風に靡かしてゐるし、クロバアの葉は、稻田の畔を埋めつくして、それこそ四つ葉の傳説さへもその中へこめて移植され、繁茂してゐる。
山岳美観:02 山岳美観 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
西日が叢葉むらばのすきから流れるなかへ金髪が燃え、ひとりの、白人女がふらふらと入ってきた。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)