“むらば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叢葉40.0%
群葉40.0%
簇葉20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西日が叢葉むらばのすきから流れるなかへ金髪が燃え、ひとりの、白人女がふらふらと入ってきた。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
群葉むらば張る蘇鉄のそよぎ今見ればひたとしづもり寒き日のいろ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
二つの小川が、というよりもむしろ二つの沼が、この池と言ってもいいところへ注いでいて、海岸のその部分のあたりにある簇葉むらばは一種の毒々しい輝きを持っていた。