“叢中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうちゅう71.4%
さうちう14.3%
くさむらなか14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君をば満緑まんりょく叢中そうちゅう紅一点こういってんともいいつべく、男子に交りての抜群の働きは、この事件中特筆大書すべき価値ありとて、妾をして卓子テーブルの上に座せしめ、其処そこにて種々の饗応きょうおうあり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
しかりと雖も前途ぜんとけんます/\けんにして、人跡なほ未到のはたして予定にちがはざるなきや、之をおもへば一喜一憂交々こも/\いたる、万艱をはいして前進ぜんしんし野猪のゆうを之れたつとぶのみと、一行又熊笹くまささ叢中さうちうに頭をぼつして
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
うん八蔵けえったか、それその死骸しがいつらを見いと、指図に八蔵心得て叢中くさむらなかより泰助を引摺ひきずり出し
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)