“叢生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうせい68.8%
ヤブ12.5%
むらお6.3%
やぶ6.3%
ヤフ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生垣の中にクイクイ(或いはツイツイ)の叢生そうせいしている所を見付けて、退治にかかる。この草こそ我々の最大の敵だ。恐ろしく敏感な植物。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
家持は、門と門との間に、細かい柵をし圍らし、目隱しに枳殼カラタチバナ叢生ヤブを作つた家の外構への一個處に、まだ石城シキが可なり廣く、人丈にあまる程に築いてあるそばに、近寄つて行つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
この殿にまうでて見れば、あなかしこ小松叢生むらおひ、にい寄る玉藻いろくづ、たまたまは棹さす小舟、海苔粗朶のりそだあひにかくろふ。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
家持は、門と門との間に、細かいさくをしめぐらし、目隠しに枳殻からたちばな叢生やぶを作った家の外構えの一個処に、まだ石城しきが可なり広く、人丈にあまる程に築いてあるそばに、近寄って行った。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
家持は、門と門との間に、細かい柵をし囲らし、目隠しに枳殻カラタチバナ叢生ヤフを作つた家の外構への一個処に、まだ石城シキが可なり広く、人丈ヒトタケにあまる程に築いてあるそばに、近寄つて行つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)