“そうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
簇生20.0%
蒼生18.2%
奏請16.4%
叢生14.5%
早世10.9%
早逝3.6%
宋晟1.8%
宗正1.8%
愴凄1.8%
掃清1.8%
(他:5)9.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべての分析がそれぞれの線の上でだけ延ばされているから、簇生そうせいしていて相互関係の動きと根本に統一がない。
しかし、月日などはともかく、この事実は、当時の鎌倉にも、景茂みたいな戦後派が、もう簇生そうせいしていたことがよく分かっておもしろい。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄巾こうきん、諸州に蜂起してより、年々の害、鬼畜の毒、惨として蒼生そうせい青田せいでんなし。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔子が嘆じたのは天下蒼生そうせいのためだったが、子路の泣いたのは天下のためではなく孔子一人のためである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
と言って来たので、義貞はそのいをれ、すぐ都へ急使を出して、赤松の播磨守護職を、朝廷に奏請そうせいした。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東寺とうじにある尊氏は、上皇に奏請そうせいして、国家的な、典儀てんぎの大事を、りすませていた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこにはがまや菱が叢生そうせいし、そうしてわれわれが「蝶々蜻蛉とんぼ」と名付けていた珍しい蜻蛉が沢山に飛んでいた。
郷土的味覚 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
葉は叢生そうせいし、鮮緑色せんりょくしょくはば広く、扇形せんけい排列はいれつしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
宗助と小六の間には、まだ二人ほど男の子がはさまっていたが、いずれも早世そうせいしてしまったので、兄弟とは云いながら、年はとおばかり違っている。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
栄吉氏の弟に豊次郎という人があったが、これは早世そうせいしました。
「ところが病気で早逝そうせいされた。その臨終の時であるが、『代りが来るのだ、代りが来るのだ、次に来る者はさらに偉い』と、こう叫んだということだ」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「——早逝そうせいでしたが、兄義高があり、私は次男にございまする」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
永楽帝のこの報を得るや、宋晟そうせいちょくして儆備けいびせしむるのみならず、備えたるあること知りぬし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
このこと明史みんしには其の外国伝に、朝廷、帖木児チモルの道を別失八里ベシバリに仮りて兵を率いて東するを聞き、甘粛かんしゅく総兵官そうへいかん宋晟そうせいに勅して儆備けいびせしむ、とあるに過ぎず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と、急に朝廷の系譜けいふを取りよせられ、宗正そうせい卿をして、それを読み上げさせた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
英雄志を抱いて黄泉に入る悲涼ひりょう愴凄そうせいの威を如何にもうるわしく詠じ出したもので
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
信長の方では、天下を掃清そうせいしたのである、九条殿に礼をいわせる位の気でいたろう。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかも家康はまだ四十幾歳という若さだし、将来もある大器としているのに、ここで彼を失うことは、大きくいって日本の損失でもある。もし、家康がいなくなれば、秀吉にとっても、良敵を失うわけで、早成そうせいへいをきたし、決していい結果にはなるまい。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年からいえばまだですが、これはたしかに、早生そうせい智慧歯ちえばです。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
侯成こうせい、はや参れ。郝萌かくほう曹性そうせいも馳け向かえ。——そして高順を助けて、遠路につかれた敵兵を一挙に平げてしまえ」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桑生そうせい泝州そしゅうの生れであって、名はぎょうあざな子明しめいおさない時に両親に死別れて紅花埠こうかほという所に下宿していた。
蓮香 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
また同誌から引いたはがんちの牝馬子を生んだが眼なき方へ子が来るごとにややもすれば蹈み打ったから、産まれて三、四月で蚤世そうせいなされた。