“爬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
69.2%
30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泥も、藤から嵐のように飛び濺いでは空中でオギアオギアと鳴く小さいものになり、あちらにいこちらに爬い、地面一杯になった。
不周山 (新字新仮名) / 魯迅(著)
霧は次第に濃く群がってその草原の上をっている。其処此処に大小の小屋が眼に這入る、今の草刈どもの泊る小屋に違いない。
木曽御嶽の両面 (新字新仮名) / 吉江喬松(著)
予の幼時和歌山で兎の足を貯え置き痘瘡をくに用いた。これその底に毛布を着たように密毛叢生そうせいせる故で予の姉などは白粉おしろいを塗るに用いた。
例の勢のある馬は、断乎としていうことをきかないでいたところへ鞭でぴしりとやられたので、今度は断然とき登り出した。すると他の三頭の馬もそれに倣った。