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『木曽御嶽の両面』
ふりがな文庫
『
木曽御嶽の両面
(
きそおんたけのりょうめん
)
』
八月の初旬、信濃の高原は雲の変幻の最も烈しい時である。桔梗が原を囲む山々の影も時あって暗く、時あって明るく、その緑の色も次第に黒みを帯びて来た。入日の雲が真紅に紫にあるいは黄色に燃えて燦爛の美を尽すのも今だ。この原の奇観の一つに算えられてい …
著者
吉江喬松
ジャンル
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション
初出
「太陽」博文館、1908(明治41)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約53分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
得
(
い
)
微
(
ほのか
)
歩
(
あ
)
連
(
しき
)
何
(
いず
)
微
(
ほの
)
何
(
な
)
如何
(
どう
)
安房
(
あぼう
)
愍然
(
あわれ
)
柔
(
やわらか
)
燈
(
とも
)
皆
(
み
)
判然
(
わか
)
引
(
ひっ
)
揺
(
ゆら
)
止
(
と
)
癒
(
いや
)
総
(
す
)
透
(
とお
)
遮
(
さえ
)
一抱
(
ひとかか
)
久振
(
ひさしぶ
)
克
(
よ
)
刻
(
きざ
)
尽
(
ことごと
)
廻
(
めぐ
)
擦
(
こす
)
日除
(
ひよ
)
桑摘
(
くわつみ
)
爽
(
さわや
)
犀川
(
さいがわ
)
眩
(
くら
)
薫
(
かお
)
賑
(
にぎや
)
醒
(
さま
)
隔
(
へだた
)
顕
(
あらわ
)
風
(
ふう
)
馳
(
か
)
一
(
ひと
)
一簇
(
ひとむら
)
一縷
(
いちる
)
丁寧
(
ていねい
)
伐
(
き
)
俄
(
にわか
)
偃松
(
はいまつ
)
儘
(
まま
)
兎糸
(
とし
)
其処
(
そこ
)
其奴
(
そいつ
)
凄
(
すご
)
出抜
(
だしぬ
)
切角
(
せっかく
)
判明
(
わか
)
刹那
(
せつな
)
剥
(
は
)
匆々
(
そうそう
)
卸
(
おろ
)
可愛
(
かわい
)
吃驚
(
びっくり
)
嘶
(
いなな
)
囁
(
ささや
)
囲
(
かこ
)
塞
(
ふさ
)
夕靄
(
ゆうもや
)
大方
(
おおかた
)
奔騰
(
ほんとう
)
如何
(
いか
)
嬶
(
かかあ
)
安気
(
あんき
)
寂莫
(
せきばく
)
巌丈
(
がんじょう
)
巡
(
めぐ
)
巨
(
おお
)
巻舒
(
けんじょ
)
年老
(
としと
)
度
(
ど
)
廓
(
くるわ
)
強力
(
ごうりき
)
径
(
みち
)
御座
(
ござ
)
微
(
かす
)
忽
(
たちま
)
慨歎
(
がいたん
)
掛樋
(
かけひ
)
掠
(
かす
)
摺
(
す
)
擂鉢
(
すりばち
)
攅簇
(
さんそう
)
斑
(
まだら
)
是非
(
ぜひ
)
暫
(
しばら
)
朧気
(
おぼろげ
)
杜絶
(
とだ
)
松明
(
たいまつ
)
林檎
(
りんご
)
架
(
か
)
栂
(
つが
)
桔梗
(
ききょう
)