“切角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっかく57.1%
せつかく28.6%
きりかど14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切角せっかくの甲賀氏の作がその洗練されていないユーモアのために安手に感じられるということは如何にも残念です。あえて苦言を呈します。
そこで某雑誌に書いたやうな、歴史に趣味を有する人でも、切角せつかくの大槻さんの発表に心附かずにゐることになるのである。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
落たるも落たるも下は敷石に模様がへの処ありて、掘おこして積みたてたる切角きりかどに頭脳したたか打ちつけたれば甲斐かひなし、哀れ四十二の前厄まへやくと人々のちに恐ろしがりぬ
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)