トップ
>
切角
>
せつかく
ふりがな文庫
“
切角
(
せつかく
)” の例文
そこで某雑誌に書いたやうな、歴史に趣味を有する人でも、
切角
(
せつかく
)
の大槻さんの発表に心附かずにゐることになるのである。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
切角
(
せつかく
)
の伊太利の熱血には山羊の乳を
雜
(
ま
)
ぜられたり、「ラ、トラツプ」派の僧侶めきたる制欲は身を病ましめたり、馴れたる小鳥一羽ありて、美しき聲もて汝を
喚
(
よ
)
び
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
藤八はコレ/\お節
何
(
どう
)
した者だ
切
(
せめ
)
て九助が死なぬ中
逢
(
あは
)
せて
遣度
(
やりたく
)
漸々
(
やう/\
)
と是迄
折角
(
せつかく
)
駈
(
かけ
)
付しに何にも言ず
泣
(
なき
)
居ては
切角
(
せつかく
)
逢し
甲斐
(
かひ
)
もなし云
度
(
たき
)
事の有ならば
早
(
はや
)
く云てと急立るにお節は漸々顏を
上
(
あげ
)
夫
(
をつと
)
の姿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
切角
(
せつかく
)
発散した
鹿台
(
ろくたい
)
の財を、
徒
(
いたづら
)
に
烏合
(
うがふ
)
の衆の
攫
(
つか
)
み取るに任せたからである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
“切角”で始まる語句
切角灯籠