“強力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうりき79.2%
がうりき13.2%
がうりよく1.9%
きやうりよく1.9%
ごうきゅう1.9%
ゴウリキ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
体重はないし、あいては有名な強力ごうりき足軽、ずるずるッと酒屋の軒下まで持ってゆかれた。あたりに見ていた近所界隈かいわいの老若男女は
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
串戯じやうだんはよして、些細さゝいことではあるが、おなじことでも、こゝは大力だいりきい。強力がうりき、とふと、九段坂だんざかをエンヤラヤにこえてひゞきわるい。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
車中何人なんびとも一語を発しないで、皆な屈托な顔をして物思ものおもひに沈んで居る。御者は今一度強く鞭を加へて喇叭らつぱを吹きたてたのでからだは小なれども強力がうりよくなる北海の健児は大駈おほかけに駈けだした。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
◎櫻木豫備海軍大佐の行衞==讀者どくしや記臆きおくせらるし、先年せんねんしゆ強力きやうりよくなる爆發藥ばくはつやく發明はつめいし、つゞいて浮標水雷ふへうすゐらい花環榴彈等くわくわんりうだんとう二三の軍器ぐんき有功いうこうなる改良かいりようほどこしたるをもつ
膂力りょりょくまた衆に秀でていると見えて、ひと際すぐれた強力ごうきゅうを満月に引きしぼりながら、気取りに気取って射放ったまでは大層もなく立派だったが
予ハ今ヨリ七日前、スナワチ八月三十一日、休暇ヲ利用シ、前人未踏ノ山岳地方ヲ横断セントシテ強力ゴウリキ一人ヲ連レN県A町ヲ後ニ登山ヲ開始セリ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)