“大力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいりき75.0%
たいりき20.0%
おおぢから5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
串戯じやうだんはよして、些細さゝいことではあるが、おなじことでも、こゝは大力だいりきい。強力がうりき、とふと、九段坂だんざかをエンヤラヤにこえてひゞきわるい。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とも角大人の人間をああ軽々とほうり出したところから見ると、曲者は非常な大力たいりきでことによると、お狐さんの仕業ではあるまいか——そう言えば横丁の稲荷の前で
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
すると、おぐしがたる木じゅうへ縛りつけてあったのですから、大力おおぢからのある大神がふいにお立ちになるといっしょに、そのおへやはいきなりめりめりとたおれつぶれてしまいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)