大力たいりき)” の例文
とも角大人の人間をああ軽々とほうり出したところから見ると、曲者は非常な大力たいりきでことによると、お狐さんの仕業ではあるまいか——そう言えば横丁の稲荷の前で
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「おれは懺悔する、おれは懺悔する」と大力たいりきのコンプルーが、子どもよりもっといくじなくいた。
現に昨夜も高橋のダラ/″\下りで理不尽な奴が突当りましたが大力たいりきな者でした、手前が其の手を振解ふりほどき投げたのを遺恨に心得先へ廻って横町から突然に腰を払われましたが
「いよいよわしの大力たいりきをお前さんに見てもらうときがきた」
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)