助五郎余罪すけごろうよざい
慶応生れの江戸っ児天下の助五郎は寄席の下足番だが、頼まれれば何でもする。一番好きなのは選挙と侠客だ。だからちょぼ一仲間では相当な顔役にもなっているし、怖い団体にも二つ三つ属している。 「一つ心配しやしょう」 天下の助五郎がこう言ったが最後、 …
作品に特徴的な語句
つむじ しょ 見舞みめ いつ 金子なま 彼方むこう きゅう 小鼓つづみ 最初はな 内儀ないぎ 如何いかが 狼狽あわ 高調たかちょう 大力たいりき きま かか ばち ひで 暗打やみう 木口こぐち ちく 紛糾いざこざ しま たま きびす 造作ぞうさく 遺恨うらみ 黒猫くろ 上框あがりがまち 下谷したや 中形ちゅうがた 亀屋かめや 事情わけ 二上にあが 仇敵かたき 付届つけとど 仰言おっしゃ てい 何処どこ 何時いつ 何誰どなた 侠客きょうかく 俥屋くるまや 傲岸ごうがん まま 円潰まるつぶ 冥加みょうが 出度でた 出張でば 勿論もちろん やく 咽喉のど 唐紙からかみ しゃべ 喫驚びっくり 四二やく 在宅うち 大概たいがい 寄席よせ もっぱ 岡安おかやす 御尤ごもっと せわ 慶応けいおう 手繰たぐ ほう 望月もちづき 杵屋きねや わざ 槙町まきちょう 権現ごんげん 此方こちら 江戸えど いけ 河鹿かじか さら 湯槽ゆぶね 溝板どぶいた 濛々もうもう 熨斗のし 瓢箪ひょうたん 白眼にら 矢庭やにわ 立竦たちすく ふで 箱根はこね