“中形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうがた71.4%
ちうがた14.3%
ちゆうがた14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文反古ふみほごにて腰張こしばりせる壁には中形ちゅうがた浴衣ゆかたかかりて、そのかたわらなる縁起棚えんぎだなにはさまざまの御供物おくもつにぎわしきがなかに大きなる金精大明神こんせいだいみょうじんも見ゆ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
改めしに金子四十三兩と縮緬ちりめん單物ひとへもの木綿もめんすぢの單物眞岡まをか中形ちうがた浴衣ゆかた三枚紛失ふんじつせり因て家主孫八へ委細ゐさいはなして訴へに及しによく日定廻りの同心どうしん孫八方へ出張にて道庵だうあんへ心當りの有無うむ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
肉付のいゝ若い女が幾人いくたりも、赤い潰髷つぶし結綿ゆひわたにもう華美はで中形ちゆうがた浴衣ゆかたを着て引掛ひつかけ帶もだらしなく、歩む度に白い足の裏を見せながら行く。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)