“同心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうしん94.4%
ひとつ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西町奉行にしまちぶぎやう荒尾但馬守あらをたじまのかみが、江戸表えどおもてから着任ちやくにんするといふので、三十與力よりきは、非番ひばん同心どうしんれて、先例せんれいとほ守口もりぐちまで出迎でむかへた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
去程さるほど同心どうしん原田大右衞門松野文之助まつのぶんのすけの兩人いづれも旅裝束たびしやうぞくにて淺草三間町の自身番へ來りければ虎松も豫々かね/″\申付られしこと故支度したく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
與之助の女々しく未練なるは弱年としわかのならひ、見る目の花に迷ひて行末の慮なければなるを、これと同心ひとつに成りて我れさへに心よはくば、辛き浮世になりのぼる瀬なくして
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)