“五大力”の読み方と例文
読み方割合
ごだいりき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西洋の船にならって造った二本マストもしくは一本マストの帆前船ほまえせんから、従来あった五大力ごだいりきの大船、種々な型の荷船、便船、いさぶね、小舟まで
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
同時に又明治時代にめぐり合つた或懐しみに近いものを感じないわけには行かなかつた。そこへ下流からいで来たのは久振ひさしぶりに見る五大力ごだいりきである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
家内安全かないあんぜん、まめ、そくさい、商賣繁昌しやうばいはんじやう、……だんご大切たいせつなら五大力ごだいりきだ。」と、あらうことか、團子屋だんごや老爺とつさまが、今時いまどきつてめた洒落しやれふ。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)