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大力
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だいりき
ふりがな文庫
“
大力
(
だいりき
)” の例文
串戯
(
じやうだん
)
はよして、
些細
(
さゝい
)
な
事
(
こと
)
ではあるが、おなじ
事
(
こと
)
でも、こゝは
大力
(
だいりき
)
が
可
(
い
)
い。
強力
(
がうりき
)
、と
云
(
い
)
ふと、九
段坂
(
だんざか
)
をエンヤラヤに
聞
(
き
)
こえて
響
(
ひゞき
)
が
悪
(
わる
)
い。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大力
(
だいりき
)
の遠山權六は忠義無二との
取沙汰
(
とりざた
)
にて百石の御加増に相成りましたという。お芽出たいお話でございますが、長物語で
嘸
(
さぞ
)
御退屈。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
分かっていることは、犯人が
大力
(
だいりき
)
であることだ。そうでなくては、あの
丈夫
(
じょうぶ
)
な鉄格子のはいった窓をやぶることはできない。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
鬼
(
おに
)
の
大将
(
たいしょう
)
は、
桃太郎
(
ももたろう
)
の
大力
(
だいりき
)
で
首
(
くび
)
をしめられて、もう
苦
(
くる
)
しくってたまりませんから、
大
(
おお
)
つぶの
涙
(
なみだ
)
をぼろぼろこぼしながら
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
しかし広太郎
豚児
(
とんじ
)
ではない。剣道にかけては
柳生
(
やぎゅう
)
流の免許、
大力
(
だいりき
)
ではないが
業
(
わざ
)
には達し、据え物斬りでは名人である。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
その重いのをじっと我慢をしていた人は、必ず宝を貰い、または
大力
(
だいりき
)
を授けられたのであります。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「はてと、こんな
平和
(
へいわ
)
なときに、この
大力
(
だいりき
)
の
豪傑
(
ごうけつ
)
はここでなにをしようというのだろう。」
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
上て引せけるに曲者は
爰
(
こゝ
)
ぞと思ひ
滑々
(
ずる/\
)
と引出す處を半四郎は
寢返
(
ねがへ
)
りをする體にて曲者の
首
(
くび
)
を
股間
(
またぐら
)
へ
挾
(
はさ
)
み足を
緘
(
から
)
みて
締付
(
しめつけ
)
けるに
大力
(
だいりき
)
無雙
(
ぶさう
)
の後藤に
締
(
しめ
)
付られて曲者は
言
(
もの
)
を云事も
叶
(
かな
)
はず
只
(
たゞ
)
眼
(
め
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大力
(
だいりき
)
天を貫きて
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
... 解っていますよ。解っているからお
詫
(
わび
)
かたがた途中までもお出迎い申そうというのです。どうぞ放して下さい」お代嬢「ウンニャ放さねい。放したら
何処
(
どこ
)
へおっ走るか知んねいもの」大原「それならどうすればいいのです」お代嬢「どうすればいいって、マア家へ帰らっせい」大原「帰ってもしようがありません。遅くなっても途中までお出迎い申さなければ」と振放して進まんとするにお代嬢の
大力
(
だいりき
)
にて再び後ろに引戻す
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
処
(
ところ
)
で、
随筆
(
ずゐひつ
)
に
書
(
か
)
いた
方
(
はう
)
は、
初手
(
しよて
)
から
筆者
(
ひつしや
)
の
用意
(
ようい
)
が
深
(
ふか
)
い。これは
前
(
まへ
)
にも
一寸
(
ちよつと
)
言
(
い
)
つた。——
奥州
(
おうしう
)
会津
(
あひづ
)
に
諏訪越中
(
すはゑつちう
)
と
云
(
い
)
ふ
大力
(
だいりき
)
の
人
(
ひと
)
あり。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
身体相応の
大力
(
だいりき
)
を持っていて役にも立つと思っていたに、顔形には
愧
(
は
)
じず千代に恋慕を仕掛るとは何の事だ、うん權六
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今
(
いま
)
また
腕
(
うで
)
ずもうを
取
(
と
)
って、いよいよ
大力
(
だいりき
)
なのにおどろきました。どうしてこの子は
今
(
いま
)
にえらい
勇士
(
ゆうし
)
になりますよ。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
キンちゃんは
大力
(
だいりき
)
だったから正吉はいっしょに
退却
(
たいきゃく
)
する外なかった。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と
言
(
い
)
ふ。
我
(
われ
)
も
少
(
すこ
)
し
力
(
ちから
)
ありて、やわか
座頭
(
ざとう
)
に
劣
(
おと
)
るまじい
大力
(
だいりき
)
のほどが
想
(
おも
)
はれる。
自
(
みづ
)
から
熊
(
くま
)
を
張殺
(
はりころ
)
したと
名乗
(
なの
)
るのと、どちらが
点首
(
うなづ
)
かれるかは
論
(
ろん
)
に
及
(
およ
)
ばぬ。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
斯程
(
かほど
)
の
大力
(
だいりき
)
ある亥太郎、なか/\一人や二人の力で腕を捩上げるなどという事の出来るものではござりません。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
侍「困るな…すると其の女にこう□□められた時には、
身体
(
しんたい
)
痺
(
しび
)
れるような
大力
(
だいりき
)
であった」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と市四郎の胸倉を捉った岡山の手を握ると市四郎は
大力
(
だいりき
)
でありますから。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小「あなたも中々の
大力
(
だいりき
)
でお強いことで」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“大力”の意味
《名詞》
大 力(だいりき)
非常に強い力。また、その持ち主。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“大力”で始まる語句
大力無双
大力女
大力者