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強力
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がうりき
ふりがな文庫
“
強力
(
がうりき
)” の例文
串戯
(
じやうだん
)
はよして、
些細
(
さゝい
)
な
事
(
こと
)
ではあるが、おなじ
事
(
こと
)
でも、こゝは
大力
(
だいりき
)
が
可
(
い
)
い。
強力
(
がうりき
)
、と
云
(
い
)
ふと、九
段坂
(
だんざか
)
をエンヤラヤに
聞
(
き
)
こえて
響
(
ひゞき
)
が
悪
(
わる
)
い。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
先年
陸奥
(
みちのく
)
の戦ひに餓ゑて人の肉を食つて以来、鹿の
生角
(
いきづの
)
さへ裂くやうになつたと云ふ
強力
(
がうりき
)
の侍が、下に腹巻を着こんだ容子で、太刀を
鴎尻
(
かもめじり
)
に
佩
(
は
)
き
反
(
そ
)
らせながら
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
曼舟氏は義足を曳きずりながら、よちよち
後
(
あと
)
から登つて往つた。うしろには
強力
(
がうりき
)
がついてゐた。ごろた石の多い
岨道
(
そばみち
)
へ来ると、熊笹のかげからいきなり飛出して来たものがある。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それに人並外れた
強力
(
がうりき
)
を持つてゐる彼は、どんな乱暴をするかも分らなかつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
實に非凡な
強力
(
がうりき
)
。
銭形平次捕物控:004 呪ひの銀簪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
これには流石にあの
強力
(
がうりき
)
の侍でさへ、思はず色を變へて、畏る/\大殿樣の御顏を仰ぎました。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
処
(
ところ
)
で、
此
(
こ
)
の
随筆
(
ずゐひつ
)
が
出処
(
しゆつしよ
)
だとすると、
何
(
なん
)
のために、
奥州
(
おうしう
)
を
越前
(
ゑちぜん
)
へ
移
(
うつ
)
して、
越中
(
ゑつちう
)
を
備中
(
びつちう
)
にかへたらう、ソレ
或
(
ある
)
ひは
越中
(
ゑつちう
)
は
褌
(
ふんどし
)
に
響
(
ひゞ
)
いて、
強力
(
がうりき
)
の
威厳
(
ゐげん
)
を
傷
(
きづつ
)
けやうかの
深慮
(
しんりよ
)
に
出
(
で
)
たのかも
計
(
はか
)
られぬ。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
強力
(
がうりき
)
道心8・13(夕)
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
これには流石にあの
強力
(
がうりき
)
の侍でさへ、思はず色を変へて、畏る/\大殿様の御顔を仰ぎました。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これは
越前
(
ゑちぜん
)
名代
(
なだい
)
の
強力
(
がうりき
)
、
一日
(
あるひ
)
狩倉
(
かりくら
)
に
出
(
で
)
て
大熊
(
おほくま
)
に
出逢
(
であ
)
ひ、
持
(
も
)
てる
鎗
(
やり
)
は
熊
(
くま
)
のために
喰折
(
くひを
)
られ
已
(
や
)
む
事
(
こと
)
を
得
(
え
)
ず
鉄拳
(
てつけん
)
を
上
(
あ
)
げて
熊
(
くま
)
をば一
拳
(
けん
)
の
下
(
もと
)
に
打殺
(
うちころ
)
しこの
勇力
(
ゆうりよく
)
はかくの
如
(
ごと
)
くであると
其
(
そ
)
の
熊
(
くま
)
の
皮
(
かは
)
を
馬標
(
うまじるし
)
とした。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“強力”で始まる語句
強力者
強力犯係
強力犯
強力動力装置