“出処”のいろいろな読み方と例文
旧字:出處
読み方(ふりがな)割合
しゅっしょ36.8%
でどころ36.8%
でどこ15.8%
しゆつしよ10.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“出処”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 動物学 > 鳥類33.3%
芸術・美術 > 工芸 > 金工芸25.0%
社会科学 > 教育 > 教育学・教育思想23.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
この鰹節の出処しゅっしょは寒月君のふところで、取り出した時はあったかく、手のひらに感じたくらい、裸ながらぬくもっていた。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ただ一筋の出処しゅっしょの裏には十重二十重とえはたえ因縁いんねんからんでいるかも知れぬ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ここに至って、わたくしの職業は言わず語らず、それと決められたのみならず、悪銭の出処でどころもおのずから明瞭になったらしい。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかしその費用の出処でどころについては誰にも何の目あてもないので、おしまいにはとうとう三人で笑い出してしまった。
電車と風呂 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
頬のげっそりと影の黒いのが、ぶよぶよとした出処でどこの定かならぬ、他愛の無いあかりに映って、ちょっとでも句が切れると
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「こう、はばかりだが、そんな曰附いわくつきの代物は一ツも置いちゃあねえ、出処でどこたしかなものばッかりだ。」とくだんののみさしを行火あんかの火入へぽんとはたいた。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ところで、随筆ずゐひつ出処しゆつしよだとすると、なんのために、奥州おうしう越前ゑちぜんうつして
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さつきわたしがいつた、さる出処しゆつしよがあるといふのはこのことで。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)