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出処
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でどこ
ふりがな文庫
“
出処
(
でどこ
)” の例文
旧字:
出處
「こう、
憚
(
はばか
)
りだが、そんな
曰附
(
いわくつき
)
の代物は一ツも置いちゃあねえ、
出処
(
でどこ
)
の
確
(
たしか
)
なものばッかりだ。」と
件
(
くだん
)
ののみさしを
行火
(
あんか
)
の火入へぽんと
払
(
はた
)
いた。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
『事実?
到底
(
たうてい
)
其様なことは有得べからざる事実だ。』と銀之助は聞入れなかつた。『何故と言つて見給へ。学校の職員は大抵
出処
(
でどこ
)
が
極
(
きま
)
つて居る。 ...
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
幹事雑貨店主の
冴
(
さ
)
えた声が、キヤキヤと
刻込
(
きざみこ
)
んで、響いて聞えて、声を聞く内だけ、その鼻の
隆
(
たか
)
い、
痩
(
や
)
せて
面長
(
おもなが
)
なのが薄ら
蒼
(
あお
)
く、頬のげっそりと影の黒いのが、ぶよぶよとした
出処
(
でどこ
)
の定かならぬ
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“出”で始まる語句
出
出来
出入
出鱈目
出來
出会
出立
出逢
出掛
出雲