出処しゆつしよ)” の例文
旧字:出處
ところで、随筆ずゐひつ出処しゆつしよだとすると、なんのために、奥州おうしう越前ゑちぜんうつして、越中ゑつちう備中びつちうにかへたらう、ソレあるひは越中ゑつちうふんどしひゞいて、強力がうりき威厳ゐげんきづつけやうかの深慮しんりよたのかもはかられぬ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さつきわたしがいつた、さる出処しゆつしよがあるといふのはこのことで。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
で、このさるには出処しゆつしよがある。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)