“膂力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょりょく89.2%
ちから5.4%
りよりよく5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからもう一つは、そう云う離業はなれわざって退けられる膂力りょりょくと習練を備えた人物が、現在この事件の登場人物のうちにあるからだ。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
いまだ碌に御府内を見たことが無いというから同道して来たが、起倒流きとうりゅうの奥儀をきわめあるだけあって、膂力ちからが強いばかりで、頓と風流気ふうりゅうぎのない武骨者じゃ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此の如き損傷を来したるを見れば、膂力りよりよくある男子ありて、手に棍棒、鉄棒、椅子等の如き大いなる、重き、鈍き器を取り、それにて打撃したるものと推測せらる。