“奔騰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんとう95.0%
ほんたう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……恐ロシイ爆音ヲアゲテ、休ミナク相手ノ上ニ落チタ。まとはずレテ落チタ砲弾ガ空中高ク水柱すいちゅう奔騰ほんとうサセル。煙幕えんまくハヒッキリナシニ……」
人造人間事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
欧米人の為替ブローカーの馬車の群団は、一層その速力にむちをあてて銀行間を馳け廻った。しかし、金塊の奔騰ほんとうするに従って、海港には銀貨が充満し始めた。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
聳然すつくりそら奔騰ほんたうしようとするほのほよこしつけ/\疾風しつぷうつひかたまりごとつかんでげた。つぶてはゆらり/\とのみうごいて東隣ひがしどなりもりがふはりとけて遮斷しやだんした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)