“奔流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんりゅう80.0%
ほんりう10.0%
ほんりゆう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この猛烈なる悪態あくたいで浮足立った人が総崩そうくずれになって、奔流ほんりゅうの如く逃げ走る。兵馬に槍を貸すことを謝絶ことわった役人連中までが逃げかかる。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
塲内じやうない光景くわうけいじつ慘憺さんたんたるもので、濁浪だくらう怒濤どたう一方いつぽう岩壁いわかべ突破つきやぶつて、奔流ほんりうごと其處そこから浸入しんにふしたものとへ、そのそばの、かね發動藥液はつどうやくえき貯藏ちよぞうせられてつた小倉庫せうさうこてつとびら微塵みぢんくだかれて
崩壞ほうかいした土砂どさ分量ぶんりようおほきくて、百米立方ひやくめーとるりつぽうすなは百萬ひやくまん立方米りつぽうめーとる程度ていどにもなれば、斜面しやめん沿うてながくだるありさまは、溪水たにみづ奔流ほんりゆうする以上いじようはやさをもつくだるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)