“貯藏”のいろいろな読み方と例文

新字：貯蔵

読み方	割合
ちよぞう	60.0%
たくはへ	20.0%
ちよざう	20.0%

ちよぞう

地震計（ぢしんけい）を以（もつ）て觀察（かんさつ）すると、かういふ地下（ちか）の働（はたら）きの所在地（しよざいち）が分（わか）るから、それからして岩漿（がんしよう）の貯藏（ちよぞう）されてゐる場所（ばしよ）の深（ふか）さが想像（そう／″＼）せられる。

火山の話 (旧字旧仮名) ／ 今村明恒(著)

たくはへ

貯藏（たくはへ）盡きしひとりの農夫、おきいでゝながむるに、野は悉く白ければ、その腰をうちて　七—九

神曲：01 地獄 (旧字旧仮名) ／ アリギエリ・ダンテ(著)

ちよざう

眞田家（さなだけ）の領地（りやうち）信州（しんしう）川中島（かはなかじま）は、列國（れつこく）に稀（まれ）なる損場（そんば）にて、年々（とし／″＼）の損毛（そんまう）大方（おほかた）ならざるに、歴世（れきせい）武（ぶ）を好（この）む家柄（いへがら）とて、殖産（しよくさん）の道（みち）發達（はつたつ）せず、貯藏（ちよざう）の如何（いかん）を顧（かへり）みざりしかば、當時（たうじ）の不如意（ふによい）謂（い）はむ方（かた）無（な）かりし。

十万石 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

貯	常用漢字 小５ 部首:⾙ 12画
藏	部首:⾋ 17画