“家柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いえがら53.6%
いへがら46.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これによって明らかなように、鳥は帰化人司馬達等の孫にあたるが、祖父より代々朝廷に仕えて仏法のためにつくした家柄いえがらである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
考えても見ろ! 何百人という人間を髭をひねり稔りあごで使って来てる大請負師おおうけおいしだぞ。何は無くっても家柄いえがらってものだけは残っているんだ。
栗の花の咲くころ (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
包金を封のまゝに通用させる家柄いへがらですから、その樽屋の持つて來た千兩箱を、引つくり返して、一々勘定したわけでは御座いません
銭形平次捕物控:274 贋金 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
パリス いづれも名譽めいよ家柄いへがらであらせらるゝに、ひさしう確執なかたがひをなされたはおどくでござった。ときに、吾等われら申入まうしいれたこと御返答ごへんたふは?