“申入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まうしい33.3%
まうしいれ33.3%
もうしいれ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
パリス 何(いづ)れも名譽(めいよ)の家柄(いへがら)であらせらるゝに、久(ひさ)しう確執(なかたがひ)をなされたはお氣(き)の毒(どく)な儀(ぎ)でござった。時(とき)に、吾等(われら)が申入(まうしい)れた事(こと)の御返答(ごへんたふ)は?
申入(まうしいれ)も聞(き)かぬうちに婚禮(こんれい)とは何事(なにごと)ぢゃ? 父(とゝ)さまに言(い)うて下(くだ)され、わたしは嫁入(よめいり)はまだしませぬ。嫁入(よめいり)すれば如何(どう)あってもロミオへ往(ゆ)く、憎(にく)いと思(い)ふあのロミオへ、パリスどのへ往(ゆ)くよりは。
さ候はゞ及ばずながら奈何様(いかよう)にも御(ご)都合宜敷様可致候(いたすべくそろ)。先(まず)は右申入(もうしいれ)候。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)