“家並”のいろいろな読み方と例文
旧字:家竝
読み方割合
やなみ68.9%
やな13.1%
いえなみ11.5%
いへなみ4.9%
やならび1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳之助とお富は、死ぬはずの身を忘れて、町の家並(やなみ)に傾く桜月の薄明りの中に、江戸第一番の御用聞と言われた平次の顔を見直しました。
言わば、小さな暴君に飽(あ)かれて顧みられない玩具。Or ——発狂した悪魔詩人が、きまって毎夜の夢にさまよう家並(やな)み、それがこのハルビンである。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
私たちの通る道は段々賑(にぎ)やかになった。今までちらほらと見えた広い畠(はたけ)の斜面や平地(ひらち)が、全く眼に入(い)らないように左右の家並(いえなみ)が揃(そろ)ってきた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
總(そう)じて主人(しゆじん)が内(うち)にある時(とき)と、外(そと)に出(い)でし後(のち)と、家内(かない)の有樣(ありさま)は、大抵(たいてい)天地(てんち)の違(ちがひ)あるが家並(いへなみ)に候(さふらふ)なり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
左の家並(やならび)が三軒(げん)程に分れて居るがどれも低さの同じ程の二階建の間口の余りない小さい家である。一番奥になつた最も小さいのが料理店である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)