“家並”のいろいろな読み方と例文
旧字:家竝
読み方(ふりがな)割合
やなみ70.4%
いえなみ13.0%
やな11.1%
いへなみ3.7%
やならび1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“家並”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
足がもつれるほど走りつづけて、ようやく岬の家並やなみを見たときには、松江のひざはがくがくふるえ、かたと口とでいきをしていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
向うの家並やなみうしろからは、遠く青い麥の畠が續いてもや/\と陽炎ふ中に、菜の花が黄色く煙つてゐる。
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
ままよ——横っ飛びに飛んで、侍町の生垣いけがきの下を鼠のように走ると、御用の声を聞き伝えた家並いえなみが騒ぎ出す。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今までちらほらと見えた広いはたけの斜面や平地ひらちが、全く眼にらないように左右の家並いえなみそろってきた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
Or ——発狂した悪魔詩人が、きまって毎夜の夢にさまよう家並やなみ、それがこのハルビンである。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
それはこの学校を何よりも美しく見せ、此町のあらゆる家並やなみをべてゐる中心であつた。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
両側百戸足らずの家並いへなみの、十が九までは古い茅葺勝かやぶきがちで、屋根の上には百合や萱草かやや桔梗が生えた、昔の道中記にある渋民の宿場の跡がこれで、村人はたゞ町と呼んでゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
大抵たいてい天地てんちちがひあるが家並いへなみさふらふなり。しかるに御老職ごらうしよく末席ばつせきなる恩田杢殿方おんだもくどのかた一家内いつかないをさまり
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
左の家並やならびが三げん程に分れて居るがどれも低さの同じ程の二階建の間口の余りない小さい家である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)