“いえなみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
家並100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家並いえなみの人が戸を押しあけて、通りへ飛び出してののしる。その中で
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この男のうちはどこにあったか知らないが、どの見当けんとうから歩いて来るにしても、道普請みちぶしんができて、家並いえなみそろった今から見れば大事業に相違なかった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
家並いえなみの立て込んだ裏通りだから、山の手と違って無論屋敷を広く取る余地はなかったが、それでも門から玄関まで二間ほど御影みかげの上を渡らなければ
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)