“道普請”の読み方と例文
読み方割合
みちぶしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こうなっては、いよいよしかたがない、道普請みちぶしんの土方にでもなるほかに道はないだろう。」実際こう彼には思われたのであった。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
道普請みちぶしんの為に高く土を盛上げた停車場前には、日頃懇意にした多勢の町の人達だの、学校の同僚だの、生徒だのが集って、名残なごりを惜んだ。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
光太郎は提灯をさげてぶらぶらルダンさんの家のほうへ歩いて行ったが、道普請みちぶしんえのあるところへくると、われともなく
黄泉から (新字新仮名) / 久生十蘭(著)