“橋普請”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしぶしん85.7%
はしふしん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請はしぶしんが出来たのと云っているうちに、幸い、年の加減かげんか、この婆さんが、そろそろ居睡いねむりをはじめました。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
代官所の認可ゆるしを得て、村では、それから間もなく七十余両の鐚銭びたせんで街道安全の橋普請はしぶしんに取りかかった。
下頭橋由来 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
珍らしい働き手で、酒男さかをとこと一緒に倉に入つてせつせと稼いだから、身代しんだいは太る一方だつたが、太るだけの物は道修繕みちなほし橋普請はしふしんといつたやうな公共事業に費して少しもをしまなかつた。